「デザイン思考」っていきなり言われてもね…

デザイン、アートと聞いて、みなさんは何を想像するでしょうか?

10年前だったら…、特別な方たちがやっている「カッコいいこと」と考えていたと思いますし、憧れていた方もいたと思います。

でも最近は、 SNS( Instagram、 Twitter、Facebook)の台頭で、「映えたい女子」たちが写真で自分を表現しまくっています。(当然、40代以上だって映えたい女子ですよ~)

便利なアプリもたくさんあって、画像の編集・コラージュなども何気なくやれていて、気が付いたらみんな「デザイン」しています。
そう、 まさに今は「一億総デザイン時代」と私は感じています。たくさんの人が自分を表現しているし、さらに良い表現を求めています。

さらに会社においても、仕事での「プレゼン」や「資料作成」でパワーポイント(PowerPoint)を使って簡単なデザインを頻繁に作ったりもしています。

そのせいか、最近は仕事においてもよく以下のような質問をされます。

⇒「パワーポイントで作った資料が、なんかキレイじゃないんですけど… どうしたらよくなるかな?」

⇒「外部からデザインがあがってきたんだけど、なんかヘン…。でも何がダメなのかうまく説明できない…」

⇒「成果があがらない(数字が上がらない)…これの改善策はある? どうしたら結果がでる?」

などなど…

実際の資料の作成で「デザインを作る」ことが多くなり、さらに外部で作成されたデザインを「ジャッジをする立場」になった方は、頭を抱えています。

そんな質問には、こんなことをお答えしています。
デザインを判断するには、「ニーズ」なのか「インサイト(人を動かす心理)」なのか? などの難しい話は、とりあえず置いておいて、

まずは意図的に、
・「これって見ていて気持ち悪いところないかな?」
・「内容は伝わるかな?」

を考えるだけでも、かなりいろいろな判断ができると思います。

また、ご自身は見慣れているので、「見たらわかってしまう」ので、この内容をまったく知らない第三者に、
「これ、見た感じどう思った? もっと見たいと思えます?」
「意味がわかる? これを読んで、この内容を私に話してくれないかな?」
と聞くことがスタートだと思います。(ここでダメならアウトですから…)

その際は、できるだけ「対象になりそうな年齢・性別」の方を選ばれるといいと思います。

幸か不幸か、私たちの仕事は「ネットショップ」からのスタートでした。
ネットショップは、まさに「買っていただく」ための 「売れるデザイン」を要求されます。

そのため、アイテムを的確に 「わかるように伝える」こと、そして お客様と「つながる(共感していただく)」ことばかりをやってきました。

「デザイン思考」は、ビジネスの課題を解決をして成功に導くなどと言われていますが、本来のデザインは特別なことではなく、見てくれる人に「わかってもらおう」「伝えよう」「共感してもらおう」と思うことだと思います。

そうです。「見てもらう相手の目線になって考えること」がデザインのスタートです。

そのためにまずは →「表現してみる」
ブラッシュアップして →「伝えてみる」
その後で必ず →「伝わってるか確認する」

これを、粘り強く繰り返します。

私たちは、このブログを通して、伝わるデザイン、配色などについての情報発信していきます。よろしくお願いします。

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